1.目標を明確にし、主体的に仕事をしよう
目標を明確に持ち、自ら主体的であってはじめて仕事は面白く楽しい。そして成長する。個人個人が成長してはじめて 会社は成長する。
コロナショックによる日本経済への影響は、地域別・業種別に大きく差がでており、2次被害、3次被害として派生しています。飲食業(特に外食)、観光業(ホテル・旅館・お土産品店)、流通業(食品を除く)、交通運搬業(飛行機・鉄道・バス)、エンターテインメント業(劇場・ライブハウス、映画、その他多数)、自動車産業、アパレル業、輸入貿易業など様々な業界に経済的被害がでました。
「人が移動しない」「県境をまたげない」「国境を越えられない」「店が開けられない」「家から出られない」「人が集まれない」「学校に行けない」などを我々も体感しました。自粛生活の中で何ができるのか今までの自由だと思っていた世界が懐かしく思えます。
「答えのない有事の世界」では、過去の事実や常識は通じません。「新しい事実」だけが現実となって創られます。例えば、テレワーク(在宅勤務)も新しい働き方として広がりつつあります。また、商品やサービスを通して「会社として社会に貢献できる価値とは何か?」。このことも「新しい常識」をもって変更または、革新していかなければなりません。過去において強みだった「存在価値」も180度転換し、社会や顧客から求められなくなれば消失しています。自社の「存在価値」を「貢献価値」へとリ・デザインする必要があります。
今後は、この「染後(感染後)の経済」が始まります。その上で、アイキャッチとしても「あらゆる生産性を抜本的に改革~革新する」をテーマに掲げます。
前期の方針でも生産性をテーマにしましたが、人時生産性や付加価値生産性を高めるうえでも時間の短縮や付加価値の向上を伝えてきましたが、労働時間の圧縮こそできたように思えますが、その分、お客様の数や売上、粗利益(付加価値額)が減少することになりました。このままでは、自社を優先することが第一番目になり、お客様から見放される会社となっていきます。分母の減少と分子の増加がなくては、生きていけません。このことから今一度、我社の現状の生産性の考え方を根本から見直し、原因を取り除くための活動が必要となってきます。
また、今あるものは、どういう理由かでその方法が確立されていますが、ほとんどが定着をし、何年も見直されないままにいます。外部環境やコロナのような有事が突然訪れたりとそのことに世の中や他社は根本原因を見直し、対応するやり方や道具の変化や進化が行われています。社内のやり方は、もしかすると「世の中のやり方や進化し便利なった道具たち」から取り残されて古いものになっているかもしれません。
これまでの方針は、どちらかと言えば改善と自部署優先の方針になっていました。改善とは上記にあるように、「現状を肯定した上で、改良を行うこと」とあるように、十分にかつ確実に行われていれば、前進や向上する活動ではあります。しかし、中途半端に終われば後退することがあります。それは時代の変化や外部の環境が影響するからです。3SやPDCAの活動はアイキャッチでは、約10年前から始まった活動でしたが、今では社内のどこを見渡しても、3Sの特に「整頓」の表示の影も見えません。この第32期では、原点回帰としてこの3SとPDCAを使った活動を一からやり直していきます。
また、現状が一部署ごとの考え方で活動を行っているかのごとく、ライン(営業活動~制作~製造~発送)での最適化が行われていません。どの部署も現状の右肩下がりの状態への危機感がありません。あるべき姿と現状が見えて初めてギャップが生まれそこに問題が存在します。その問題が自部署を最適にする事柄からライン全体ので考えると本来のあるべき姿、経営理念や使命感につながっていき、問題が再発見できます。
経営理念
「貴社ありて我社あり 我社は貴社のためにありたし あなたありて私あり 私はあなたのために ありたし」
使命感
「お客様の商売繁盛に貢献する」
また、経営理念や使命感に応じた活動を行っていく中で今回のコロナへの対応策や新しい存在価値を作り上げるためには、改善活動に加え、改革「現状を否定した上で、今の形を壊すこと」活動を行わなければなりません。
コロナ対応にも会社で仕事をするところからリモートワークなどに置き換わり、仕事を行う道具も外部からアクセスできるようにするなど変更せざるを得ません。また県内・県外のお客様への営業訪問にも制限があり、今までの営業活動のやり方の変更はもちろん、新規を獲得するやり方もDMやwebサイトからの集客へ変更しなければ接点をみつけることができません。
社内の使用ツールにしても、人の力で生み出すアナログ技術が蔓延しています。世の中ではデジタルトランスフォーメーション(DX。IT化する取り組み)への動きも取り入れ、人材不足の解消のための省力化や複雑な業務をITに置き換えるなど成功事例は少なくはありません。
デジタルトランスフォーメーション(DX)とは
とあります。細かく言えば「デジタイゼーション」で、ある工程で効率化のためにデジタルツールを導入するなどの部分的なデジタル化し、「デジタライゼーション」で、自社および外部の環境やビジネス戦略面も含めて長期的な視野でプロセス全体をデジタル化に向けて取り組む。その結果、DXが生まれるということになります。アイキャッチでも32期ではこの部分の着手を行います。
そして、革新「現状の事業から次の業態へ転換すること」することです。博多オフィスの活用が現在では、デザインを創作することが仕事になっていましたが、存在価値の変更を行います。本来の企画業務として、他社でもあるように本来の在り方「営業企画と自社の開発業務」に専念します。コロナの影響で我社の商品・サービス・情報などがお客様にとって「貢献価値」が低下しました。お客様に貢献できることが少ないということは、売上はおろか利益(付加価値)ですらいただくことはできません。よって、アイキャッチはシュリンク(縮小)していかざるを得ません。よって、この「新しい生活様式」やニューノーマル(新しい常識・状況)へ変化している状況の中でも「貢献価値」の高いビジネスモデルを創出するほかありません。
また、営業では既存の業務やアイキャッチでできる商品や技術、サービスをお客様にしっかり伝えていく活動を強化します。いわば「情報の拡散」活動を行います。そのためには、営業パーソンの技術の向上はもちろん、我社の取り組みを見える化するためにツールやwebページを新たに作り直し営業のバックアップを行います。
お客様にアイキャッチは
わかるようにブランディング活動を行っていきます。
最後に、様々な活動を行っていきますが、一人ひとりの成長や向上はもちろんですが、組織として動く上で一番重要視されるのは「報告・連絡・相談」です。このことは、100回言っても1000回意味を伝えても、そもそも組織の常識よりも自分の価値観を優先する人には通用しません。価値観とは、好きなものや好きなこと、判断する考え方のことです。これは一人としてピッタリ合う人はいません。組織とは「二人以上で分業する仕組み」のことを言います。分業する以上、相手や仲間が考えていることに合わせることは当然です。そのシンクロ具合で成果が何倍も違いがでるとも言います。そのシンクロするためには、「報告・連絡・相談」も当然必要になります。自分で判断することは、社長である私でもしていません。
組織を円滑にするための「報告・連絡・相談」、会議やミーティング、面談、理念と経営を使った勉強会など一つ一つの制度の精度にこだわり、変わり目だといわれる2020年のこの期を上昇志向のアイキャッチに創り替えましょう。
目標を明確に持ち、自ら主体的であってはじめて仕事は面白く楽しい。そして成長する。個人個人が成長してはじめて 会社は成長する。
社会で役立つ仕事をするには、また社会で有意義に生きるためには、正しいものの見方・考え方を養うこと。ものの見方が変われば人生は楽しい。
90%は思うようには行かない。壁にぶち当たれ。そして乗り越える力を養おう。
自らが源となり、自分の周囲に対していかに貢献できるかが、その人の存在価値である。
社名 | 株式会社アイキャッチ |
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設立 | 1985年4月1日 |
事業内容 | 販促企画 / 広告制作 / ブランディング / デジタルメディア広告 / 人材採用支援 / 地域活性化 / インバウンド / プロモーション / プレスリリース代行 / 海外進出支援 / 販路開拓 / 事業・商品・サービス開発 / 通信販売 / 印刷 |
資本金 | 1,000万円 |
従業員数 | 48名 (役員・パート含む) ※2020年7月1日付 |
役員 |
代表取締役山口紘徳
取締役山口洋一
取締役山口和佳奈
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取引銀行 |
熊本中央信用金庫 |
1985年 | 熊本市九品寺にPOPを主体とするデザインルームとしてスタート |
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1988年 | 「販促のお手伝い」をテーマに総合印刷業へ転換 |
1989年 | 有限会社として法人設立 |
1992年 | 手描きチラシで、Zチェーンの九州指定業者になる |
1995年 | 株式会社へ組織変更・創業10周年記念式典開催 |
1997年 | DM事業部新設・販売促進セミナー開催 |
2001年 | 東京営業所設立・ISO9001取得・WebサーバーLAN環境構築 |
2002年 | Zチェーンの全国指定業者になる |
2003年 |
代表取締役社長に園田 美子 |
2004年 | 20周年・第一回経営計画発表会開催 |
2005年 | お客様センター開設・担当制から分業体制へ |
2006年 | オートコンタクトシステム導入 |
2007年 | プライバシーマーク(Pマーク)取得 |
2008年 | 専務取締役に山口 紘徳が就任・オフセット輪転機導入・川口工場閉鎖 |
2010年 | 代表取締役に山口 紘徳が就任 |
2012年 | “モノづくり”から“コトづくり”へ営業スタイル転換 |
2013年 | 行政と“まちづくり”タイアップ企画開始 |
2015年 |
関東営業所(川口市)から東京(新橋)へ移動「東京(新橋)オフィス」開設 3月31日で創業30周年 |
2016年 | 株式会社アイキャッチカレンダー設立(分社独立) |
2017年 | 福岡(博多)オフィス開設(11月) |
アイキャッチはお客様満足度向上のために品質マネジメントシステム国際基準である ISO9001を認証取得しています。
私たちはお客様のニーズを的確に捉え当社理念及び経営戦略に基づき、お客様に感心・感動・感謝していただけるよう創意と工夫をし、より良い品質の製品を提供しつづけます。
対象範囲:
印刷物・印刷加工品の受注、制作、印刷、加工、発送及びダイレクトメールの封入・封緘、発送に関わる業務
上記の品質方針を元に、各部門が品質目標を立て、その達成に向かって様々な取組みを行っております。
取組みには、仕事を確実に遂行するためのシステム構築、確かな製品を生産できるようにするための技量を身に付ける教育・訓練、部門内における問題点のディスカッション等、多岐にわたっています。
そのような活動はすべてPDCAサイクルにのせて、確実に、効果的に実施するよう努めています。